司法統計から見る【離婚の慰謝料相場】と財産分与

離婚の慰謝料

家庭裁判所の離婚調停における、婚姻期間ごとの財産分与

実際に家庭裁判所で決定された慰謝料・財産分与に関する金額の分布を以下に提示いたします。こちらは婚姻年数ごとの比較資料ですが、様々な離婚要因により一概にこのパターンに当てはまるとは限りません。ある程度の相場観をつかむものとしてご覧ください。

傾向としましては、やはり婚姻年数が長いほどそれに伴う財産分与の額も多くなっています。しかしながら、3年に満たない期間でも1,000万円を超える例があります。この中には不貞に関する慰謝料を含んだ金額も含まれています。

裁判所における実際の慰謝料の算定には、不貞の内容やそれに対する苦痛、当人の財産状態や生活状態、加害者サイドの過失や動機などが大きく加味されることとなります。

とても重要なので何度も繰り返すのですが、裁判所などの判断を仰ぐためには「客観的に第三者が判断する」ための絶対的な証拠となる資料、または証言が必要となります。

婚姻
期間
100
万円
以下
200
万円
以下
400
万円
以下
600
万円
以下
1,000
万円
以下
2,000
万円
以下
2,000
万円
算定不能
総額
決まらず
総数2,1551,0201,0386127805832471,440
6月
未満
153111
6月
以上
51106614
1年
以上
18057157419
2年
以上
1996231964134
3年
以上
16847411789139
4年
以上
156614521204137
5年
以上
141534111128346
6年
以上
112434315223353
7年
以上
1134042182212552
8年
以上
80384326258153
9年
以上
905141193013362
10年
以上
81545430212850
11年
以上
664344161514572
12年
以上
823344212819767
13年
以上
772644153323457
14年
以上
613344182312449
15年
以上
513635233423760
16年
以上
523535173215349
17年
以上
343136222721552
18年
以上
5222301721181152
19年
以上
361524262914662
20年
以上
12192121811018734188
25年
以上
137135178176267247142293
(出典:裁判所司法統計28年度)

男女別の財産分与 支払い額の分布

財産を多く持っている、または不貞をする割合としてはやはり夫の方が85%となりますが、逆の見方をすると妻でも15%の支払い義務が生じていることになります。

支払いの内容としては、金銭のみが全体の約55%、次いでマンションや家などを明け渡す不動産によるものが約20%となっています。不動産などは金額が明確にならない場合も多いので、売却後に金銭として支払われることも多いため、やはり金銭での支払い率が多くなっています。

支払い者
100
万円
以下
200
万円
以下
400
万円
以下
600
万円
以下
1,000
万円
以下
2,000
万円
以下
2,000
万円
算定不能
総額
決まらず
6,5571,6078078384497435222501,341
1,027322165976279279256
内容
100
万円
以下
200
万円
以下
400
万円
以下
600
万円
以下
1,000
万円
以下
2,000
万円
以下
2,000
万円
算定不能
総額
決まらず
金銭等4,1151,47074368534838725998125
不動産1,4367564908624011231738
(出典:裁判所司法統計28年度)

離婚調停の申立の動機

それでは最後に申立の理由を見てみましょう。やはり夫と妻での理由内容や割合は大きく異なりますが、例えば夫の理由の「性格が合わない」は、背後に別の女性がいるためではとうがった見方をしてしまいます。

結局、夫が浮気をしていたとしても、妻側で夫の不貞の証拠を掴めないまま夫から何らかの理由を付けて離婚を切り出されてしまうと、そのまま離婚が成立してしまうこともあり得ます。

夫が浮気をしてると確信したら、あとあとどうなるにせよ証拠を集めておくことが、自分を守るための砦、そして武器となるのです。

夫の申立理由

  • 1位 性格が合わない 34%
  • 2位 暴力を振るわれる 8%
  • 3位 精神的な虐待 7%
  • 4位 妻の不貞 7%
  • 5位 性的不調和 6%

妻の申立理由

  • 1位 性格が合わない 24%
  • 2位 生活費を渡さない14%
  • 3位 暴力を振るう14%
  • 4位 精神的な虐待 12%
  • 5位 夫の不貞 8%
(出典:裁判所司法統計28年度)

まとめとして

相手が不貞をしている、浮気をしているという理由で離婚調停を申し立てても、相手がそれを認めなければ訴えは成立しません。逆に、そのような攻撃的な性格を理由に、相手に有利に調停を進められる危険性もあります。

浮気をしていると確信できたら、そこからあらゆる証拠や記録を取り始めてください。浮気日記のようなものですね、日時とその時の会話や行動、行った場所やメンバーなどを記録しておくだけで、あとで重要な裏付けになることもあります。

物的な証拠はとても有利に働きます。お店やタクシーのレシート、カード明細などまずはあまり手がかからないところから始めるのも良いかと思います。もちろん、第三者がきちんと担保した写真などは最も優れた証拠となります。

その他、自動車で移動している場合はカーナビの移動記録を確認することもできます。またドライブレコーダーを設置している場合は、直前までの移動動画がSDカードに記録されている場合もありますので、確認してみてください。

こういったノウハウはやはりプロに聞くのが一番です。浮気調査のプロへの無料相談に関して、実際の体験談も含めてまとめてありますので、よろしければご参照ください。

浮気の無料電話相談で解決できること